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東西南北

ニッケイ新聞 2007年9月29日付け

 双子の孫を産むという経験は誰にでもできるわけではない。十月に出産予定だったレシフェ市の婦人(既報)が、二十六日午後帝王切開で出産。貸し腹で双子の孫出産は世界初のケース。男児二人は二四一〇グラムと二九三〇グラムで婦人も孫も元気とのこと。快挙!
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 残念ながら、こちらは悲劇。二十日にサンパウロ市で警察に追われて暴走した車がおばのうちから帰宅途中の兄弟二人をはねたが、十一歳の兄が二十五日に息を引き取った。六歳の弟は意識不明のまま集中治療室にいる。
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 セアラ州では二十五日に警官の誤認で事件とは無関係の外国人夫婦二組が乗った車に二五発の弾。スペイン人の夫が下半身不随に。イタリア人の夫も腕に被弾。
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 二十六日夜、リオで三階建ての建物崩壊。建物の一階には補習授業を受けていた子供たちが一六人おり、八歳、十二歳の女児二人が死亡。建物に住んで集会も行っていた牧師も亡くなった。崩壊直前に空軍機が飛んでいったと言う目撃情報があるが、関連は立証されていない。
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 自分は注意していても、事故や事件に巻き込まれて負傷、死亡というケースは意外と多い。安心立命は難しい?
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 カルドーゾ前大統領はポリリンガル(他国語を話す人)、イタマール元大統領はモノリンガル(ポ語しか話せない)、ルーラ大統領はゼロリンガル(全部ダメ)というが、スピーチをやらせたら最高。国連で「同志諸君。人生でレモンが手に入ったら、レモネードを作りなさい。それにエタノールと砂糖を入れたら、リットル・カントリー・ガール(カイピリニャの英訳)の出来上がりです」と言った。