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森で兄弟2人の遺体発見=全身に傷、変質者の犯行か=サンパウロ市

ニッケイ新聞 2007年9月27日付け

 【フォーリャ・デ・サンパウロ紙二十六日】十三歳と十四歳の兄弟の遺体が二十五日朝、サンパウロ市北部カンタレイラ山脈の森で軍警特捜部隊に発見された。
 二人は二十二日から行方不明となっており、弟は全身十五カ所以上に刺し傷、兄は胸部など刺し傷があり、右腕を骨折していた。二人は性的暴行を受けた可能性が高い。警察は変質者の犯行とみて捜査を開始した。
 二人が行方不明になる前、現場付近で三人の少年が黒人の男に武装していると脅され、縄で縛られそうになったが逃げていた。少年の一人によると、男は身長一・七メートル、三十歳前後で、左の眉毛近くに傷跡があったという。少年の案内で警察は森を捜索し、被害者二人を発見した。
 現場近くには小屋があり、木製の槍に縄、避妊具の箱のほか、子供の大腿骨のような骨も発見され、他にも犠牲者がいると警察は疑っている。二カ月前にも現場付近で十五歳の男児が全身を刺され、殺害されている。