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東西南北

ニッケイ新聞 2007年9月25日付け

 上院法制委員会で無記名投票制にこだわるクリベーラ上議(ブラジル共和党=PRB)は、ユニバーサル教会の幹部だが、法王庁のコンクラベを引き合いに出した。熱心なカトリック教徒のマシエル上議(民主党=DEM)が無記名に反論。
「法王選出法も変えてコンクラベを記名式にし、開かれたカトリック教会にする努力をしています。ブラジルも変わります。各議員は旗印を鮮明に」。
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 二十日にリベロン・プレット市で、四三〇キロのコカイン(時価五〇〇万レアル)と、大量の銃器が取り押さえられた。警察の調べによると、州都第一コマンド(PCC)が昨年に続いて、大襲撃をかける予定で集めたものだったという。
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 世界ノー・カー・デイにサンパウロ市が参加するのは今年が三度目。土曜日の午後二時から二十四時間、スポーツ三昧のイヴェントが組まれたが、昨今の若者は、ランハウスでの徹夜もお手の物。サンパウロ市だけで七〇〇以上あるといわれるランハウスでは、徹夜でゲーム等に興じる若者が相当いるらしい。二十二歳の青年は月曜日から五日間店から一歩も出ないでコンピューターと過ごしたとか。ノー・カー・デイに大事故でUTIに泊り込みのサッカー解説者よりましか。
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 土曜日から正常に戻った郵便局。配達部門の滞りは一日六〇〇万通に及んだが、担当者は、滞っていた郵便物は金曜日までには配達されるという。金曜日までに配達できなかった時は週末に残業してでも配るというが、電話等、支払期日を過ぎても未着の払込票等があった方は、なるべく早く先方と連絡を取り、方策を。ストのせいといっても正当化されませんのでご注意を。