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東西南北

ニッケイ新聞 2007年9月21日付け

 小切手税案を審議する下院で民主党(DEM)が政府のローラー作戦を非難。それをクーニャ下議(ブラジル民主運動党=PMDB)がなだめた。「詩篇第三〇篇をお読み下さい。一晩嘆き明かしたが、朝は賛美したというじゃありませんか。今は夜中で審議は半分しか行われていません。もう少し辛抱したら朝になり、嘆きは賛美に変わります」と。
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 十七歳の女子学生の遺体が十九日未明、サンパウロ市南部パレリェイロス区の住宅の裏庭にある深さ二〇メートルの井戸で消防士らに発見された。少女は十五日に近所のフェスタで酒を飲んだ後、恋人の少年(16)の家に向かい、性交の最中に首を絞められて殺害された。恋人の母親が息子の様子がおかしいと思い、問い詰めたところ事件を知り、警察に出頭した。少年の他二人(15、21)が犯行に関与した疑い。
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 コレイオ・ブラジリエンセの記者の男性(44)が十九日午後、ブラジリア市周辺地区のファベーラで取材活動中、腹部を撃たれて病院に運ばれた。命に別状はないという。バールでインタビューを行っていた時に、覆面をつけた青年が近づきながら拳銃で二発発砲し、一発が命中した。同記者は麻薬密売について調べていた。
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 二〇〇四年から〇五年にかけてパウリスタ鉄道の切符売り場十四カ所を襲い、五〇万レアル相当の現金と切符を強奪していた男(26)が十九日、サンパウロ市東部イタケラ区の自宅で逮捕された。男は監視カメラで身許が判明、警察は引き続き共犯二人の行方を追っている。現金を補給した直後に事件が発生しているため、鉄道職員も関与したとみられている。