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エミレーツ航空で日本へ=10月から週6便が就航開始

ニッケイ新聞 2007年9月21日付け

 エミレーツ航空が十月二日から、サンパウロ・ドバイ(アラブ首長国連邦)間を週六便往復させると十九日に発表した。ドバイから名古屋・大阪にはすでに毎日便があり、これを乗り継げば「日本(名古屋・大阪)行きは五時間も短縮される」(ブラジル国営通信二十日付け)という。
 同記事中で、会見に同席した伯アラブ商業会議所のアントニオ・サルキス・ジュニオール会頭は「ブラジルはアラブ地域以外で最大のアラブ系コミュニティがある。二〇〇五年の第一回アラブ諸国南米首脳会議以来、どんどん緊密化している成果」と今回の就航を評価した。
 サンパウロ市から名古屋/大阪までの片道料金は千八百九ドル程度で、機体は新鋭のボーイング777型機。ドバイ空港内で乗り換えれば、日本国籍者もブラジル籍者もビザの必要なし。在日ブラジル人が集中する東海地方に直接乗り入れるため、デカセギ需要にも応えられそうだ。
 ニッケイ新聞が旅行社関係に確認したところ、「五時間短縮は分からないが、実際に数時間は短くなりそう」という。欧州周りの便は市場価格で二千ドルを超しているものが多く、割安感があるようだ。