ニッケイ新聞 2007年9月20日付け
リベルダーデの顔ともいえる「池崎商会」(池崎博文会長)が十七日夕方、サンパウロ市不動産使用・取締局(CONTRU)の監査を突然受け、同日から営業停止処分となり、十九日現在もシャッターが下りたままとなっている。
エスタード紙十九日付けによると、今回の監査は、匿名の通報によるもの。非常口に商品が置かれていたり、火災時の方向指示表示の不足、法定による設置数が決められている消火器の不足やホースに破損が発見されたことが指摘されている。
監査を行なったオズマール・アルメイダ氏はエレベーターの管理不足や「手洗い後の紙がなかった」としながらも「問題が解決すれば、営業再開の許可を出す」と話している。
十九日現在、池崎商会の前では、他店舗の電話番号を渡すなどの対応をしているが、再開の目処はまだ立っていないという。
リベルダーデ池崎商会の約五百人の従業員は、今年八月末に開店したサン・ミゲール支店で再開まで勤務しているという。
同商会関係者は、早急に再開できるよう最大限に対処している、と語った。