ニッケイ新聞 2007年9月15日付け
手紙や小包を受け取るのはうれしいが、残念ながら郵便局の配達部門が十三日から無期限スト入り。局の窓口は機能しており、Sedexのようなタイプは多少の遅れは出ても届けてくれるらしい。初日だけで六〇〇万の郵便物が配達されなかったというが、何かの支払いのある方々、先方と連絡をとって対策を。さもなくば、こちらが罰金付きで払わなければならないことに…。
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今年五月にパラナ州クリチーバ市のガソリンスタンドで妊娠五カ月の女性(22)が腹部を撃たれ、店から六万レアル余りが強奪された事件で、被害者の女性が犯行を企てた疑いが浮上している。逃亡中の容疑者の男が女性との通話を録音したカセットテープを弁護士に提出。男は、妊娠を知っていれば女性に頼まれた強盗事件を起こさなかったと文句を言っていた。警察は声の分析を開始。女性は八月二十日に女児を出産、通話は五日後に行われたという。
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「青い目をしたお人形は」といえば昔の童謡。こちらは肝障害で黄色い目をしていた一歳九カ月のガブリエル君。航空管制のトラブル等で、十二月に予定されていた肝臓移植手術が二度もキャンセルされ、次のチャンスを待っていたが、八月に無事に手術を受け、経過も順調だという。バイーアからサンパウロ市に来て肝臓を待ち続けた一年。今度は故郷に帰り、普通の生活に戻る日を待っている。
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またスマトラ沖地震と思ったら、ブラジル国内でも震度3の地震。リオ・グランデ・デ・ノルテ州タボレイロ・グランデ市では十三日午前中に三度の体感地震があり、市役所の建物の壁に三メートルの割れ目。天井が壊れた家もあったようだが、震度3でそんなに被害が出るとは…。