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コラム オーリャ!

ニッケイ新聞 2007年9月14日付け

 サンタカタリーナ州ラーモス移住地のマークは「RAMOS」の文字に瓢箪が乗っている。瓢箪が採れるから、というわけではないらしい。
 〇四年に発行された「ラーモス移住地40年の歩み」によれば、マークは六九年、ネクタリーナのサンパウロへの初出荷が始まったさいに作られている。
 第一回入植者である小川和己さんによれば、開拓五年目の快挙。一個一ドルの値がつき、移住地は大いに沸いたという。
 さらに「瓢箪から駒」のような出来事が移住地に起こるよう―との思いが詰まったマークだ。
 今。梨、柿、ニンニクなどの栽培で名を馳せ、農産観光地化も進む。州政府は、舗装工事をほぼ完了させ、百周年調印式も州都ではなく、ラーモス移住地で行なった。
 州にとって移住地の活躍自体が「瓢箪から駒」だったのかも、といえば語弊があるか。 (剛)