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東西南北

ニッケイ新聞 2007年9月12日付け

 サンパウロ市の公立学校給食の五九%は現在六社に委託されているが、そのうち四社が水増し請求や買収、給食の質の低下、公的機関の悪用等で摘発された。給食業務の委託開始はマルタ市長時代からで、この八月から委託の割合が三三%から五九%に引き上げられた。現場調査では、りんご一個の替わりに半個、肉料理は野菜で増量、トマトソースは水を足すといった具合でピンはねが行われ、五〇%以上経費をカットされた場合もあったという。質、量ともに低下した学校給食に潤ったのは業者と、見返りをもらっていた料理人たちの他にもいる…?
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 土曜日にじっとして木曜日によく動く生き物はなあんだ? 答えは十歳から十二歳までのサンパウロ州の子供。州保健局の調査で判明した。この年齢層の子供は一日一万二〇〇〇歩歩くのが理想的だが、土日は平均一万七一四歩に過ぎなかった。テレビやパソコンの前にすわる平均時間は平日の五時間が土日に七時間に増えるという。当局は肥満や成人病を懸念している。
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 サンパウロ市東部グアイアナーゼス区で十日朝、男性と一歳の娘を電撃誘拐した犯人が警察の追跡を受ける中、車ごと川に転落した。三人は辛くも脱出、犯人はそのまま逃亡。
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 ブラジル人の平均寿命は六十八歳八カ月。サンパウロ市ではそれより少し長く、七十歳八カ月。さらに市内を四五四地区に細分化した調査での最長は、サンパウロ市東部タトゥアペ区にあるヴィラ・アゼヴェド(八十歳六カ月)、最短はやはりサンパウロ市東部ウニオン・ヴィラ・ノヴァ区(六十四歳四カ月)。長寿の秘訣はまだ解明されていないが、アゼヴェド地区の広場でドミノに興じる人たちの表情は明るい。