ニッケイ新聞 2007年9月6日付け
「こうやってやるんだったら、大きくならなきゃいけないよね」。ブラジル最大規模の美容業界の祭典「第三回ビューティーフェアー」が一日から四日にかけて、エキスポ・センター・ノルチで開催された。池崎博文池崎グループ社長が名誉会長として取りまとめを行い、毎年拡大してきた。今年の来場者数は四日間で約十万人(主催者発表)。四万平米の敷地を使用し、三百の展示者が六百のブランド商品を扱った。初日から会場入り口に入場者の列ができ、にぎやかな盛り上がりを見せていた。
現在ブラジルには、二十五万の美容関係機関があり、サンパウロ州内には、十万店の美容サロン、五万五千店の薬局、八千店の香水チェーン店舗がある。百万人が美容サービスの提供に、百二十万人がその製造に携わっているという。
開場に先立って行われた開会式ではロメウ・トゥーマ上院議員、ジェラルド・アウキミン元サンパウロ州知事、ジルベルト・カサビサンパウロ市市長、飯星ワルテル、ウィリアン・ウー両下院議員らが列席。
池崎さんは、あいさつの中で「四回目の開催を迎える来年は日本移民百周年でもある」と紹介し、「ミスユニバース、ミス日本、ミスブラジルを迎える準備をしており、より盛大に行いたい」と述べた。
開場には、各企業のブースがずらりと並び、ヘアーサロンやマニキュア、マッサージの実演、ワークショップや講演会、今年の春夏コレクションのショーが行われ、終日人で賑わった。