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東西南北

 23日午前、サンパウロ市西部ブタンタンのサンパウロ総合大学(USP)競艇練習場で、20日から行方不明になっていた20歳の学生、ヴィットル・ウゴ・マルケス・サントスさんが遺体となって発見された。全国商業訓練機関(Senac)の学生のヴィットルさんは友人と共に、19日から20日にかけて同大キャンパス内で行なわれたフェスタに来ていたが、20日午前5時頃にビールを買いに行ったまま行方がわからなくなっていた。警察は、ヴィットルさんの目に軽い血腫、唇にも擦り傷があったことから暴力を受けたか転落したと予想しているが、現時点では溺死なのか、死後に投げ入れられたのかは不明で調査中だ。
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 サンパウロ州地裁は23日、同州選出のチリリッカ下院議員に対し、ロベルト・カルロスの曲「オ・ポルトン」の替え歌を選挙放送で使うことを禁じた。これは、この曲の原版権を持つレコード会社が、チリリッカ下議によるこの曲の替え歌利用は著作権侵害にあたるとして8月から訴えていたものだった。お笑いタレントでもあるチリリッカ下議は、選挙放送でこの曲を使い、格好もロベルトの物まねをして歌っており、今回の選挙の目玉のひとつとなっていた。
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 ブラジル・サッカー連盟(CBF)のジョゼ・マリン会長がFIFAに対し、セレソンのドイツとの再戦を望んでいることが24日明らかとなった。「W杯での屈辱の敗戦(1―7)の記憶を早く払拭させたい。先方が望むなら、こちらがドイツに遠征してもいい」と語っている。気持ちはわかるが、返り討ちにあわないよう願いたい。