2007年8月30日付け
【エスタード・デ・サンパウロ紙二十九日】市警は二十七日、サンパウロ市南部モエマ区で不法賭博を営業していたカジノ店を摘発した。密告による通報を受けた当局は、客を装った捜査官を内部に潜行させて現行犯で摘発した。
捜査官二十人が動員され、客として賭博行為をしていた三十人をイタイン・ビビ署に連行した。客らは調書を取られた後、釈放された。潜入した捜査員によると、内部は豪華な作りで、マッサジスタもおり、食べ放題、飲み放題でトランプ賭博などを営業、店は一日一万レアルの利益を上げていた。
警察によると店の所有者は、ビッショ王(数字トトカルチョ)として知られ、連警に逮捕されているイヴォ・ノアルの甥であることから、資金の出所を追及している。店側ではクラブ組織で営業許可を取ってあり、賭博ではないと主張している。