2007年8月30日付け
民謡公演で来伯した民謡名人位の佐々木基晴氏にはかなり驚かされた。日本に十人もいないという名人位の称号を与えられている人ということを聞いていたので、初対面の日は少々緊張気味。
そんな考えとは裏腹に、来伯十四回目ですでに手馴れたものだ。よく来てくれた、と満面の笑みを浮かべて両手でガッチリと握手を交わした。
話しを聞いているうちにほんとに民謡が好きで、その民謡を少しでも多くの人たちが好きになってくれればとの考えで、ブラジルでも公演を行っていることがひしひしと感じた。
公演当日も得意のトークで会場を沸かせたり、司会を手伝ったり、余った時間で民謡を一曲でも披露しようと休む間もなく動いている。さらには公演終了後に時間があるからと参加者たちに特別レッスンを行うほどだ。この姿勢にはただただ頭が下がる一方だ。(坂)