2007年8月29日付け
去る七月十八日から二十二日までの五日間、サンパウロで開催された第四十八回海外日系人大会および第十四回パンアメリカン日系人大会の合同大会が成功裏に終わった。その慰労会が去る四日夜、サンパウロのブラジル秋田県人会館で行われた。
矢野敬崇パンアメリカン日系人協会ブラジル支部長は、合同大会の成功を祝って、一年前に片方の目を入れたダルマを持参。矢野さんをはじめ出席者約六十人全員がもう一方の目を入れた。
矢野さんは席上、「大勢の方々のご協力のお陰で、合同大会が成功裏に終わったことを感謝いたします。海外から参加された方々からお礼のメールを沢山頂き、改めて今大会の成果を感じております。ブラジル日本移民百周年を祝う来年、ぜひ、またブラジルを訪れたいと言う人もかなりいます。今大会で特に言いたいことは、この大会に参加した人たちが、レジストロを訪問した際、挙行された合同先亡者追悼法要のことです。六つの宗教が合同で追悼法要を致しましたが、今回は仏教を中心に、次はカトリックを中心にと相手を尊重し、お互いに譲り合う心を持つ、ということは素晴らしいことだと思います」と述べた。
高島末利さんの音頭で乾杯をし、夕食会は和気あいあいの内に行われ、出席者の表情には、大きな仕事を団結して成し遂げた安堵感と達成感が感じられた。(金子国栄さん通信)