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熊本県人会で芸能祭=61演目を多彩に披露

2007年8月28日付け

 ブラジル熊本県文化交流協会(福田康雄会長)は十九日午前十時から同会館で、第三十七回熊本芸能祭を開いた。約八十人が来場、遠方ロンドリーナ支部からも訪れた。
 当初は会員の親睦を目的とした家族慰安演芸会として始まった熊本の芸能祭。「先人の始めた火を消したくない」との思いから、三十七年に渡り途切れることなく続いている。
 福田会長が「熊本県人には芸達者が多く」と話すように、当日は詩吟、日本舞踊、カラオケなどでそれぞれが自慢の芸を披露。全部で六十一のプログラムが行われ、終始、アットホームな雰囲気の中で催された。ロンドリーナの中川芳月さんも、自慢の浪曲を即興で披露した。
 会場では婦人部の手作り赤飯、お弁当、オハギなども販売された。
 同会は来年、移民百周年と併せて県人会創立五十周年を迎える。福田会長は「今までとは違う形でこの芸能祭を行いたい」と抱負を語った。