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TAM機事故から1カ月=3市で追悼・抗議集会開く

2007年8月25日付け

 【エスタード・デ・サンパウロ紙十八日】航空史上空前の大惨事となり、一九九人の犠牲者を出したTAM航空機エアバスA三二〇の事故が発生してから丸一カ月となった十七日、サンパウロ市、ポルト・アレグレ、リオデジャネイロの三市の空港で、犠牲者の追悼と関係当局への抗議集会が行われた。
 サンパウロ市コンゴーニャス空港には乗客および乗員の約一五〇家族が、事故発生時刻に合わせて、空港ロビーに集結して追悼の意を表した後、衝突炎上したTAM流通ビル前まで徒歩で行進した。倒壊されて瓦礫の山となった同ビル前のワシントン・ルイス大通りの路上に白い菊の花を並べて死者の冥福を祈った。
 さらに路上一杯に「事故を忘れまじ」の横断幕を並べて、関係当局に抗議した。市交通局は同大通りを十分間にわたり通行止めにした。ポルト・アレグレ市では市民団体が中心となり、約二〇〇人がサルガド・フィーリョ空港で追悼ミサを行った。
 リオデジャネイロ市では空港関係者や乗客約四〇人がサントス・ドゥモン空港で抗議集会を開き、打ち続く航空トラブルの早期改善を求め、二度と惨事が起きない善後策を強いるよう訴えた。