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島内大使、パラナを訪問=激励「指導的役割果たせる」

2007年8月25日付け

 【ロンドリーナ】去る八日から十一日まで、パラナ州を訪問していた島内憲駐ブラジル日本大使を迎え、歓迎夕食会が、九日夜、日伯文化連合会(西森ルイス会長)会館で開催された。島田巧、上口誠一両連合会名誉会長、カンジアーニ下議、金城ロベルト市議、上野アントニオ百周年移民祭委員長、モーラ・ローランジア市長はじめ日系団体代表が約二百五十人出席した。西森会長は「パラナ各地の日系社会をできるだけ見てほしい。来年の百周年祭典にはぜひ参加を」と歓迎のあいさつ。
 大使は「きのうクリチーバで知事とも会い、日本側がパラナ州の向上、発展のために何ができるかを互いに考えてみようと話し合ってきた。パラナ州はブラジルの経済発展を引っ張っていく指導的な役割を果たすことが期待されている州だ。この州でみなさんが活躍していることは、パラナ社会との連携ということに加え、ブラジル社会全体との連携という点でも意義がある。先年、日伯首脳会談で、移民百周年を両国の友好発展の節目にすべき、と意見が一致している。パラナ州も百周年事業に活発に取り組んでいると聞いている。佐藤在クリチーバ総領事と力を合わせ、成功に向け協力したい」と応えた。
 パラナ日本移民百周年記念事業プロジェクトが西森会長から大使に手渡された。食事が終わってから大使は、日系団体代表のテーブルをまわり、親しくあいさつした。
 大使は、八日、クリチーバ文援協の歓迎夕食会に出席、九日、ミケレッチ・ロンドリーナ市長訪問、午後ナカガワ・トミ広場建設用地視察、十日ローランジアの移民センター視察、十一日マリンガの日本庭園建設予定地を視察、など過密スケジュールを消化して帰都した。(中川芳則通信員)