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岐阜から青年3人=親善交互訪問事業で

2007年8月25日付け

 岐阜県人会(山田彦次会長)は、二十二日、平成十九年度岐伯青年親善交流事業の研修生ら四人を日本から迎えた。一九七三年から毎年交互に研修生を送り、三十六年間続けられてきた同制度。昨年訪日したブラジルの青年らが同行し、ブラジル学校の見学やイタペチ、レジストロでのホームステイ、同地の名所見物を行う。
 来伯したのは、堀部雪さん(京都外国語大学ポルトガル語学科三年生)、永田みきさん(岐阜市役所臨時職員)、石原淑子さん(司書)の三人と、県庁職員の岩崎正人さん。
 二十七日までの六日間に、カンポス・ジョルドンの桜祭りやアルジャーの花祭り、エルドラードの鍾乳洞などと、ブラジルの公立校、ピオネイロ校などを廻る。
 堀部さんは「将来、ポルトガル語を活かして日系人教育に携わりたい」と夢を語り、「ブラジルの学校を見て、在日ブラジル人に対してできることを見つけたい」。永田さん、石原さんは「ブラジルの日系人の生活を実際に見ることで、日本での交流のきっかけになれば」と抱負を語った。
 山田会長は「これからの県人会は交流を活性化しないと」と制度の意義を話した。