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USPに350人侵入=機動隊出動、ストを阻止=サンパウロ市

2007年8月24日付け

 【エスタード・デ・サンパウロ紙二十三日】サンパウロ市サン・フランシスコ広場のサンパウロ総合大学(USP)法学部に三五〇人の群衆が侵入し、キャンパスで居座りストを挙行したが、機動隊に退去させられた。
 居座りストは国内学園闘争の一環で、全国学生連盟の学生のほか、農地占拠運動(MST)などの社会運動家も参加した。学生らは二十四時間のピケを張る意図だったが、機動隊の出動でストは九時間で終了した。
 リオ・グランデ・ド・スル州ポルト・アレグレ市でも同じ目的のデモが展開され、一〇〇〇人が市中に繰り出した。学生らは通学バスの予算がカットされたことと、小学校のコストを削減するため一教室に五〇人を押し込む措置に対して抗議した。
 セアラー州フォルタレーザ市では学生一二〇人が州立大学前の道路を封鎖して抗議集会を開いた。その後、総長室を占拠、二十四日まで居座りストを行うとしている。
 ミナス・ジェライス州ベロ・オリゾンテ市では、約一二〇人が民間企業ビルを占拠したため、警察が出動し退去させた。