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コラム オーリャ!

2007年8月17日付け

 毎年日本では、終戦記念日に戦争体験を含めて様々な報道がされるが今回、目に止まった記事があった。
 「戦争はよくない、思いもよらない悲劇さえも生む」という趣旨なのだが、ブラジルの勝ち負け問題が取り上げられた。こう無理やりにひっかけては、思わぬ誤解を生むと思うのだが。
 さて、ブラジル。広島に原爆が投下された八月六日、フォルタレーザで初めて灯籠流しが行われた。何とも意外に思ったが、サンパウロ州教育プログラム「VIVA・JAPAO」でも、原爆ドームの模型など、平和に関する研究を必ず目にした。
 子供たちの自主性で課題を選ぶというから、日本のイメージは、アニメ・スシだけではないということだろう。
 広島出身、被爆二世の記者、来年あたり、セアラーの河のほとりで古里と平和に思いを馳せたいと思った次第だ。(剛)