2007年8月16日付け
千葉県勝浦市にある国際武道大学が海外からの留学生を募集している。柔道や剣道の技術を高めながら、日本語を学ぶ一年のコース(別科武道専修過程)で、来年四月から始まる。定員は二十人。
同大学の留学生受け入れは今回で十五回目。受け入れ対象はアメリカ大陸で四十三カ国にも及ぶという。ブラジル人が最も多く、これまで三十人が同制度で日本を訪れている。
案内のために来伯中の樗澤(ぶなさわ)隆治・同別科長(教授)は「一年間終えた後に、学部や大学院への進学も可能。毎年五人ほど進学しています」と現状を説明した。
学費は年間五千ドル。奨学金制度があり、樗澤教授は「実際は払い戻しされるのと同じようなものになる」という。
一緒に訪れた柔道家の石井千秋さんは「施設が充実しているし、様々な国から来ている人と良い稽古ができる」と応募を呼びかけた。
応募締め切りは十一月中旬まで。詳細問い合わせは石井さん(11・3289・3405)まで。