2007年8月9日付け
先日、日本から来た人たちの案内をして欲しいとの要請を受け、快く承諾した。その人たちはブラジル内で行なわれた視覚障害者の国際スポーツ大会に参加した人たちだ。
選手団は試合会場とホテルとの往復だけで、ブラジルの観光を全くしていなかったのでリベルダーデを案内することに。
当然のごとく、盲目の人もいれば弱視の人や周囲が暗くなると全く見えない人など、様々な障害を持った人たちだった。
もとよりブラジル内の道は穴だらけで悪く、健常者にとっても躓いたり転んだりするようなものだ。案内を務めているので、段差や穴があり危険なところは声を掛けて注意を促すのだが、すでに危険だと認知しているのだ。
健常者は見落としてしまいそうな危険なとこでさえも知っている。どのように感じながら歩行したり、周囲を認知しているのかがとても不思議に感じた。 (坂)