2007年8月1日付け
ドバイ・ダービーでブラジル産の競争馬が優勝し、ブラジル生まれの馬が一躍有名になった。輸出頭数も、前年の一二五頭から三七六頭へ急増。しかしブラジルは、調教技術にイマイチらしい。
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農機具発明展が八月二日、アグードス市で開催される。世紀の発明とされる種まき器に続くユニークな作品四〇点が、展示される。牧場柵の釘抜きや井戸堀り機、自転車の鋤、馬車の噴霧器など。どれも素朴で超格安、壊れ難く修理簡単なのが特長である。
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眼鏡の販売で値段は、第四番目の要因という。第一はマルチフォーカス。第二がつる。第三が太陽の直射光線よけ。
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アノニという草が牛の歯茎に炎症を起すので、注意を呼びかけている。リオ・グランデ・ド・スル州の牧畜家アノニ氏が、アルゼンチンから購入した牧草の種に混入していたもの。他にも牛の糞などに混じって侵入し、樹木を枯らせる害草は多い。
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カピーナス大学農学部のフランシアネさんは、無花果をポリエチレン・プラスチックの袋に入れて一定温度に保つと、保存期間が倍増するという論文を発表した。冷蔵庫がなくても四日以上、質の変化がないので、輸出にアイデアが利用される予定。
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サンパウロ市で肉用羊の需要が月間五〇〇トンある。しかし、国内では三五〇トンしか供給されないので、不足分を国外から輸入する。価格は生体でキロ当たり三・五〇レアル。生産コストは一・三〇レアル。羊毛を刈る羊は肉質が劣るので、評判がイマイチである。
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ブラジルの人口構成は二〇五〇年に逆ピラミッド型になると、ブラジル地理統計院(IBGE)が発表した。可処分所得を多く有するゴールデン・ゾーンの五十歳代が三四九〇万人となる。化粧品メーカーは、長期間の豹狩りに期待している。
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Anvisa(衛生監督庁)は、薬局やドラッグストアから薬品以外の食品を撤去する条例を公布すると発表した。
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十年間はき易さで愛用された運動靴タイプの紳士靴が、流行遅れとして靴店から引退する。これからは、奇抜なファッション・スニーカーが市場に出回るらしい。