大阪市で1月に行われた大阪・サンパウロ姉妹都市協会主催の「第4回スピーチコンテスト」で最優秀賞を受賞、親善大使として先月21日に当地を訪れた。「日伯両国のためになる人間になりたい」と語る。
デカセギ子弟を取り巻く環境に問題意識を持ち、昨年浜松市で「日伯高校生未来サミット」を主催し、話題を呼んだ人物。同サミットでは同市国際課職員らに「学校同士の交流」「市内の看板、アナウンスの伯語化」など積極的に提言を行った。
現在は、在日ブラジル人社会の研究が盛んなラ米法ゼミのある慶応大学法学部で、移民政策などについて学んでいる。
卒業後の夢は外務省入省。滞在中に行われた大阪サンパウロ市姉妹都市記念レセプションでは、福嶌教輝在聖総領事に進路に関するアドバイスも仰いだ。
充実の3週間を終え、「日系の政治家、法律家の方々ともお会いすることができ、大きな刺激を受けた。自分に何が出来るかわからないが、視野を広く持って両国の発展に尽くしたい」と更に意欲に燃えている。