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啓蒙活動で食生活に変化=果物摂取増加の生徒82%

 「炭酸飲料を毎日飲むのが怖くなった」、「サラダを毎日食べ始めた」などと話しているのは、サンパウロ市西部にある公立校の12歳の生徒達だ。
 28日付エスタード紙によると、デプタード・アスグスト・ド・アマラス校の生徒達の食生活の変化は、サンパウロ総合大学付属クリニカス病院の小児研究所が1年前に始めた〃メウ・プラチーニョ・サウダーヴェル(健康的な食事)〃という啓蒙活動の結果だ。
 活動開始前は39%の生徒が肥満または適正体重超過の状態だったが、現在は、心臓病や血管障害を起こす危険性のある生徒の割合が44%から40%に減少。1カ月に1度、運動やグループ討論の他、脂肪や塩分、糖分についてや、食材の組合せ方を理解できるよう工夫した授業を受けた結果、生徒達や教師達の食生活が変わったという。
 主な変化を挙げると、果物を食べる量が増えた82%、まとめ食いしなくなった65%、野菜の量が増えた73%。脂肪の量が減ったと菓子類の量が減ったは共に68%で、62%は炭酸飲料を飲む量が減り、76%は運動量が増えた。