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アルコールやっと値下げ=配給会社に価格操作の疑い

2007年7月28日付け

 【エスタード・デ・サンパウロ紙二十五日】サンパウロ州内のガソリンスタンドでアルコール燃料価格がようやく値下がりを見せ、今年最低のレベルとなった。すでにリットル当り〇・九九レアルの値をつけている所もあり、今後の競合の激化でさらに下がるものとみられている。
 アルコール原料のサトウキビ価格が中南部の豊作により値下げとなり、精製工場からの出荷値は下がったものの、消費者価格に浸透するまでに時間がかかっていたのがようやく実行に移された。先週までは平均でリットル当り一・二〇六レアルだったことから五%の値下げとなった。
 精製工場の値段が消費者価格に反映するまで時間が経過していることにつき、当局は配給各社の作為的操作が絡んでいると見て、今後は先物契約などを採用するなど、流通形態を変えていきたいとの意向を示している。