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集合住宅地に強盗乱入=住民に暴力、3軒が被害=サンパウロ市

2007年7月27日付け

 【エスタード・デ・サンパウロ紙二十六日】サンパウロ市モルンビー区で二十四日夜、塀や鉄柵で包囲された防犯集合住宅地に強盗団一味が侵入し、三軒の住宅から金品を強盗して逃走する事件が発生した。
 事件は午後七時ごろ、住人が戻ったところを同時に侵入、門番を拉致した。その後二時間にわたり外出や勤務帰りの住人を拉致した上で家屋に押入り、金目の物を強奪した。
 被害にあったのは三軒で、持ち去られなかった物は全て破壊するという狼藉を働いた。家人は押しなべて暴力をふるわれ、軽傷を負った。被害者らによると、集団は十五人ほどでピルトルや機関銃で武装し、無線で連絡を取り合っていたという。二十五日夜現在、一味は検挙されておらず、警察で行方を追っている。
 現場は州知事官邸から八〇〇メートルの距離で、六月十三日にもほぼ隣接する同様の住宅地区で同じような事件が発生している。この時、強盗団は物静かな紳士的態度で、今回の横暴な仕業と異なることから、警察では別のグループの犯行とみて捜査している。