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サンパウロ市コ空港=航空券の販売禁止へ=飛行時間も2時間内に制限

2007年7月26日付け

 【フォーリャ・デ・サンパウロ紙二十五日】民間航空庁(Anac)は二十四日、サンパウロ市コンゴーニャス空港の発着遅れが解消され、すでに航空券を入手した人が搭乗し終わるまで、同空港を出発する便の航空券の販売禁止を決定した。
 また、同空港を発着する便は飛行時間が二時間を超えてはならないとし、その措置の二カ月以内の実施も決めた。飛行時間が二時間以内の便は距離になおすと一五〇〇キロから一八〇〇キロメートルで、例えばサンパウロ市―サルバドール市間に当る。貨物便も同空港からサンパウロ国際空港(グアルーリョス空港)またはカンピーナス市のヴィラコッポス空港に移動される。
 航空券の販売禁止は昨年末にも管制システムのダウンを避けるために同庁が採用したことがある。正式には二十五日から販売禁止となるが、二十四日にはすでにTAM航空とGol航空が販売を中止した。TAM航空社長によると、必要であれば販売禁止は他の空港でも実施するという。
 雨天に霧、パイロットの離着陸ボイコットにより、コンゴーニャス空港では二十四日午後七時時点で二一九便のうち一〇九便(四九・七%)がキャンセル、二二便が一時間以上の遅れとなり、発着遅れとキャンセルは全国の空港にも波及した。空港整備公団(Infraero)のペレイラ総裁は二十五日にも主要滑走路の使用を再開したい意向を示したが、二十六日朝にずれ込むと公団関係者らはみている。