2007年7月24日付け
マルタ観光相の迷言「待ち時間で楽しく快感を味わいなさい」は不幸な発言とひんしゅくをかったが、TAM航空の惨事では正解だったと見直されている。犠牲者らは、ポルト・アレグレ空港で快感を味わい、一便遅れれば丸焦げにならずに済んだのに。二〇〇八年のサンパウロ市長選挙に意欲を燃やす観光相は、快感を旗印に言外の理を強調するのだそうだ。
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マナウス市の航空管制センター(Cindacta4)でレーダーと通信設備が故障、二十一日午前〇時二十五分から二時間に渡って交信不能となった。TAM航空機墜落事故や霧によるコンゴーニャス空港の離着陸制限で発生していた各便の発着遅れはさらに悪化、全国で四四・七%に当る一二八二便が一時間以上の遅れ。
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サンパウロ州オルトランジア市の住宅で二十二日朝、失業中の男(33)が妻(25)と息子二人(6、4)を刺殺した後、自分の腹を刺して自殺を図った。男は病院に運ばれたが命に別状はない。警察は男性の嫉妬が犯行の動機とみている。
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宣伝活動を行っていた単発機が二十一日午後、リオデジャネイロ市南部レブロン海岸に不時着、サーファーや観光客を驚かせた。パイロットは軽傷を負ったが無事。
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二十一日、パンアメリカン大会でチアゴ・ペレイラ選手が二〇〇メートル平泳ぎで六個目の金メダルを獲得、一九六七年に米国のマーク・スピッツ選手が打ち立てた五個の記録を破った。ペレイラ選手は銀、銅メダルも一個ずつ手にしている。二十二日時点でブラジル代表選手らの獲得したメダルは金二六、銀二三、銅三六の計八五個。