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いよいよ日本祭り開幕=多彩な郷土食と芸能=「ぜひ味わってみて!」=奮闘する県人会婦人部

2007年7月21日付け

 ブラジル最大の日系イベントとの呼び声も高い県連主催の「フェスティバル・ド・ジャポン(日本祭り)」が二十日午後二時からイミグランテ会場(Centro de Exposicoes Imigrantes、 Rodovia dos Imigrantes、 1、5km. Sao Paulo)で始まった。
 県連の加藤恵久実行委員長は「十回目を迎えることで、農業に関する展示ができてよかった。来年の移民百周年に向けて今回のフェスタを成功させたい」と自信を見せた。
 島内憲在伯日本国大使、上原幸啓文協会長、松尾治県連会長らも、初日の開始とともに訪れていた。
 晴天にも助けられ、開会直後から約千人が同フェスタを訪れ、早くも多くの人の賑わいを予感させるスタートを切った。
 初日は各県人会が食のブース設置が始めていて、高知県人会や滋賀県人会などは早くも初日から販売を開始していた。
 大阪なにわ会のブースには初日にも関わらず、多くの人が詰め掛けていた。やきそばを食べている人が多く見られた。
 今回から初参加する神奈川県人会は二十一日、二十二日の両日に向けて着々と準備を進めていた。高村淳さんは「まだまだ完成していないけど明日までには展示ができるようにしたい」と意気込みを語った。
 また、展示スペースではホンダなどを見学する人も目立った。その他にも各県人会から提出されているポスター展示にも足を止めている人が見られた。個人バザーでは多くの客が手にとって商品を確かめる姿が目立った。
 初日から来場していた中野文雄さん(85、一世)は「毎年来ているが、初日ということもあり今のところは寂しい。最後には盛り上がって欲しいですね」と期待を込めながら話した。
 二日目の正午からは同フェスタのアベルツーラや午後五時からはミス・フェスティバルなどが開催される。また、同日正午からパンアメリカン大会の一環として国際カラオケ大会も開催される。
 同フェスティバルは二十一日(午前十時~午後八時)、二十二日(午前十時~午後六時)の両日も、同会場で開催される。