2007年7月20日付け
地下鉄アウト・デ・イピランガ駅の落成式が行われた六月、祝典に招かれたモランド州議(ブラジル民主社会党=PSDB)は、テープレコーダーを持った男から開通の辞を頼まれた。州議は記者と勘違いし、熱弁を振るった。
モ「ところで君は、何チャンネルの放送記者で何日の放送予定なの?」
男「イヤ。私は趣味で政治家の声を収録しているだけでヨ。ジャニオ・クアドロス元大統領の声も録音してありますヨ」
モ「バッキャロー」
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TAM航空機事故の前日午後七時十分ごろ、同じくTAM航空機三九四九便(リオデジャネイロ発)がコンゴーニャス空港の滑走路に一旦着陸した直後にそのまま離陸、十五分後に着陸していたと乗客の一人が証言した。機長は機内放送で、滑走路に水が溜まっていたためと理由を説明していた。しかしTAM航空はやり直しはなかったと発表。
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コンゴーニャス空港の主要滑走路は排水用の溝がないため、雨天時は離着陸を中止する計画だったが、空軍が「厳しすぎる」と横やり。パイロットが「すべる」と管制塔に報告した場合のみ中止することになった。事故の三十分前に報告があったため管制塔は離着陸を一時中止したが、空港整備公団が滑走路を点検、十分前に使用を再び許可していた。
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サンパウロ州カンピーナス市で十三日、家族とけんかした後で電気工の男(50)が、息子三人をガレージでイスに座らせ、次々に顔を撃った。二人(8、10)は即死、長男(12)は病院に運ばれたが、十八日に死亡した。銃声を聞いた近所の人が踏み込んだため、妻は命拾い。男は直後に自殺した。