2007年7月19日付け
コンゴーニャス空港惨事のニュースが入ったクリチーバ空港でTAMの支店長が訴えた。雨天の日の排水装置も完成していない、竣工早々の滑走路を使用するのは危険であったという。しかし、七月は休暇シーズンで乗客の激増と航空会社のかき入れ時である。空港整備公団(Infraero)は、その辺の事情を考慮して滑走路の使用を許可したらしい。果たして誰が責任を取るのか。
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TAM航空機は九六年十月にもコンゴーニャス空港を離陸後二五秒で住宅街に墜落。住民三人を含む九十九人が犠牲となった。事故原因はブレーキシステムトラブルによる失速。昨年九月にはマット・グロッソ州を飛行中のGOL航空機が小型ジェットと接触し墜落、一五四人が死亡した事故が記憶に新しい。八二年にはVASP航空機がマラニョン州の山脈に衝突、死者一三七人。
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リオデジャネイロ市サントス・ドゥモン空港で十七日、二カ月前に落成した新ターミナルで午後三時頃に火災が発生、五八便の離着陸がトンジョビン空港へ変更された。
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上院執行部は十七日、カリェイロス議長が提出した書類を連邦警察が調査することを全会一致で承認した。連警は二十日以内に議長の主張する牛の売買が事実かどうかを確認する予定。最後の最後まで議長は警察の調査を阻止すべく手を尽くしていた。
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ウルグアイの輸入代理店が九月から中国製自動車(乗用車と小型トラックなど)をブラジルで販売する。乗用車「イデアル」の価格は二万三九八〇レアルで、フィアットのミレと同レベル。小型トラックは来年以降マナウスで生産開始予定。