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移民、沖縄をテーマに=今年も「日本人の心の歌」――「荒城の月」など56曲決まる

2007年7月14日付け

 来る八月十九日午前十時から文協大講堂で開催されるチャリティーショー「日本人の心の歌~海を渡って大地に響く~」(日本人の心の歌実行委員会、ニッケイ新聞共催)で歌われる曲目が決定した。七回目の今年は、ブラジル日本移民百周年前夜祭として行われる。
 昨年は「美空ひばりデビュー六十周年」を記念して開催、好評を博した同チャリティーショー。実行委員長の道康二さんは「今回のテーマは移民で、特に沖縄のことについて取り上げた。沖縄のことを忘れないで欲しい」とテーマを説明する。
 今回の一番人気の曲は「荒城の月」、次いで「影を慕いて」「ここに幸あり」「川の流れのように」「長崎の鐘」「誰か故郷を思わざる」「悲しき口笛」「人生の並木路」「あざみの歌」「赤城の子守唄」となった。全部で五十六曲あり、国内の日系人歌手(十一~八十一歳)五十三人が歌う。
 さらに、今年のテーマにもとづいて沖縄民謡の「ちんさぐの花」「安里屋ユンタ」「涙そうそう」が歌われる。昼休憩の間には沖縄郷土舞踊や日本舞踊なども披露される予定。
 読者が曲を選んだ理由の中には「父や母が仕事をしながらよく歌っていた思い出の曲」や「移民の人たちにとって日本の歌は支えだった」と故郷を懐かしむようなコメントが多く寄せられている。
 入場券はブラジル日本文化福祉協会、サンパウロ日伯援護協会、老人クラブ連合会、沖縄県人会で頒布している。問い合わせはニッケイ新聞(電話11・3208・3977)まで。