2007年7月14日付け
米州大陸の四十二カ国(五千六百四十八人)が参加する第十五回パンアメリカン大会の開会式が十三日の午後四時から、リオのマラカナン・スタジアムで盛大に行なわれた。
今回で十五回目を数えるパンアメリカン大会は、一九五一年にアルゼンチンのブエノスアイレスで開催されたのが始まり。三十四種目を争う。同大会で、ブラジルはこれまでに合計七百六十六個のメダル(内百八十七個が金メダル)を獲得している。獲得数は参加国の中で五位に入っている。
メダルに期待がかかる選手の筆頭は、ウーゴ・オーヤマ(卓球・男子・シングルス)選手。これまでパンアメリカン大会で八個の金メダルを獲得しており、今大会で金メダルを獲得できれば新記録樹立となる。
その他にはオオハタ・マリアーナ(トライアスロン)選手、クミサキ・ヴァレイラ(空手・五十三kg級)選手、サケミ・タティアネ(競泳・百mバタフライ)選手らにもメダルの期待がかかる。
今大会に向けて、全選手が日系人のブラジルソフトボール代表は、アピールのために選手の内七人がユニホームから素足をみせるセクシーな写真を公開し、日伯のメディアで大きく扱われて話題を呼んだ。同代表選手らは「多くの人に知ってもらいたい」と話し、「大会ではなんとしてもメダルを獲得したい」と意気込みを語った。
伯は二〇一六年のオリンピックの開催候補地に名乗りを上げている。〇八年の北京から野球が種目から削除されるため、野球代表は野球の競技復活を目指して頑張っている。〇三年にキューバで開催された野球ワールドカップでは、世界七位に入っているだけに同大会ではメダル獲得圏内に一歩でも近づくことを目標としている。
主な日系人選手は以下の通り。◎男子【陸上競技】スギマチ・マハウ(四百mハードル)、【バトミントン】クマサカ・ギイリェルメ(シングルス)、【フェンシング】シンボ・ヘイトール(フルーレ個人)、【競泳】ヤベ・ディオゴ(二百m個人メドレー)、【ライフル射撃】ヤマモト・ステニオ(ピストル個人五十m)、【卓球】ホウヤマ・ヒューゴ(シングルス)、ツボイ・グスターヴォ(シングルス)。
◎女子【バトミントン】アリモリ・マリアナ(シングルス)、【自転車】ヒラマ・ルシアナ(BMX)、【体操競技】マツオ・ルイザ(新体操)、【空手】クミサキ・ヴァレイラ(五十三kg級)、【競泳】カツノ・マリアーナ(百mバタフライ)、オキモト・ポリアーナ(八百m自由形)、サケミ・タティアネ(百mバタフライ)、【飛び込み】タカギ・タミー(三m板飛び込み)、【トライアスロン】オオハタ・マリアーナ、【卓球】ノナカ・マリアニー(シングルス)、サコ・カリン(シングルス)。