2007年7月13日付け
カンピーナス本派本願寺(小島常寶主管)本堂建設の定礎式が、去る六月七日、大谷光真門主夫妻を迎えて同寺で行われた。本堂建設は、かねてからの懸案であったが、門主夫妻の来伯で、一気に機運が盛上がった。護持会(矢島靖弘会長)が、門主の鍬入れを請い、快諾を得た。同寺としては、久しぶりの大事業とあって多数の門信徒が集まり、盛大な歓迎会も催した。
当日は定礎式を祝うかのように快晴だった。門主一行は、午前八時、寺に到着、式は開会の言葉に続いて、勤行、鍬入れ、矢島護持会会長による経過説明と、滞りなく終わった。
門主夫妻には、渡辺博文ブラジル開教総長夫妻らが同行して来た。一行は「ハルとナツ」の撮影現場を見たあと、歓迎昼食会に臨んだ。門主からあいさつがあり、矢島会長が門主夫妻およびサンパウロ別院への感謝の言葉とともに、本派本願寺をとりまく人的環境について現況を述べた。「移民が高齢化し淋しくなってきたが、わがカンピーナス地方は若い層がよくまとまり、協力してくれる」と言及、一行の近い将来の来訪を懇望した。