2007年7月11日付け
ベネズエラはブラジルにとって有望な市場であるが、ベネズエラのメルコスル参入には抵抗があるとCNI(全国工業連盟)が議会へ陳情した。ベネズエラの政治攻勢は、これから欧米の巨大市場を目指すブラジルにとって支障を来たすとみている。
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ペルナンブッコ州僻地への企業誘致で税制恩典がある。最初四年間はICMSの九〇%にクレジット提供、その後は七五%。首都なら四七・五%。セアラー州はICMSの二五%割引。
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アウキミン前サンパウロ州知事が、「知恵の家」で講師を努めている。テーマは「ブラジル発展の邪魔をする怪物は何か」「立派な処方があって、何も解決できないのはなぜか」「怪物退治より困難な残骸整理」授業料は、半年で四〇〇〇レアル。
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4Bioが、血友病や動脈硬化、HPVなど難病治療薬の宅配販売を始めた。薬品は特殊冷蔵庫に保管され、温度管理を施した包装で顧客の注文時間に合わせ二十四時間態勢で配達をする。
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盗聴機器の発達により、二万通話が同時に録音できるようになった。これまで連邦警察が裁判所の許可を得て盗聴を行ったが、半官半民の盗聴企業も開業するらしい。こうなるとモグリの盗聴も行われ、誰の命令かも分からなくなりそうだ。
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労働法改正案が零細企業法と組み合わせ起草され、十五日発表の予定。零細企業が使用人を採用する場合、売上高により引当金負担が一二%から六七%に軽減される。雇用システムや労働契約様式も簡略化される。