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慈善ショー「20年間」も=日本の歌手、温かい岡さん

2007年6月29日付け

 【ロンドリーナ】日本の歌手、岡史朗さんの歌謡ショーが、十二日午後二時から、当地の西本願寺会館で行われた。同ショーは、十日の日本移民慰霊祭のあとの、敬老会でのアトラクションとして予定されていたが、飛行機の都合で延期された。岡さんのロンドリーナでのショーは、八七年から二、三年おきに催されている。今年が画期的な「二十周年」だった。
 今回は、三百人ほどの岡ファンが集まった。「一剣」に始まり、「逢いたかったぜ」「夫婦坂」「千の風になって」など、懐かしいメロディから最近の新曲まで、一時間半にわたって歌いまくり、聴衆を魅了した。
 ロンドリーナ市内での公演のあと、岡さんはタマラナ市(ロ市近郊の町)管内のカイガンギ族との交流でも日本の歌「赤とんぼ」「故郷」などを紹介した。会場は、アプカラニーニャ原住民指定居住地のカシキ・ルイス・ペンキー・ペレイラ小学校だった。岡さんの歌に応えて、小学校の児童らがカイガンギ族の歌をポ語とカイガンギ語でうたった。岡さんの一行にはグループ・サンセイの城間美智子会長らが同行した。
 岡さんは、このほか、マリンガ、アプカラナ、マウア・ダ・セーラ、アラポンガス、バウルー(サンパウロ州)をまわってショーを開催した。(中川芳則通信員)