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大耳小耳

2007年6月16日付け

 ふるさと巡り一行の歓迎に会館に顔を出したピラールの古株一男(はつお、69、北海道)さん。一九五六年からパラグアイのアマンバイにあったジョンソン耕地に三年間入ったという。米国人ジョンソン社長経営のアメリカ経済振興会社が作った有名なカフェ耕地だ。過酷な労働で知られ、脱耕が相次いだ。古株さんは「日本人は四回に別れて三百家族ちょっと入った。白人は三カ月でみんな逃げ出したが、オレはそんなに悪い待遇だと思わなかったねえ」とこともなげ。
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 外務省所管の財団法人「世界の動き」社が発行する隔月刊誌「世界の動き」が六・七月号で、「安定成長を続ける二十一世紀の大国」としてブラジルを特集している。同誌は昭和二十七年、外務省により創刊、毎号どこかの国を取り上げており、現在の発行部数は二万部。
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 本日付けニッケイ新聞は、第三社会面として七ページにも日系社会関係の記事を掲載しました。どうぞそちらもお楽しみください。