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連邦レベルの100周年がスタート=ブラジリア=伯外務省主導で組織委発足=副大統領や6閣僚も出席=全伯から80日系団体代表

2007年6月15日付け

 ついに連邦レベルで百周年が正式なスタートを切った! 十四日正午からブラジル外務省内で、ブラジル日本移民百周年記念国内組織委員会の発足式が行われた。ジョセ・アレンカール副大統領、アルシンド・キナリア下院議長をはじめ閣僚六人も出席したほか、島内憲駐伯大使、山崎千津薫監督らが出席。全伯から約八十日系団体代表を含めた約二百人が参加し、厳かに式典を行った。さらに作業部会の会議を行い、来年の本番に向けて準備に拍車をかけた。
 アレンカール副大統領は「日本移民はブラジル建国に大きな貢献を果たし、今もって国の発展に大きく寄与している」と称揚し、パンアメリカン大会の式典のためにリオにいったルーラ大統領からの「日系社会にグランデ・カリーニョ(大きな抱擁)を」というメッセージを伝えた。
 島内大使も、百周年を機会とする日伯相互交流の促進を訴え、政治や経済のそれに加え、デカセギ問題にもふれた。
 セルソ・アモリン外務大臣の代理としてサムエル・ピニェイロ・ギマランエス氏、エリオ・コスタ通信大臣、斉藤準一空軍総司令官、バウジール・ピーレス国防大臣ら六人の閣僚が列席した。
 式典後にニッケイ新聞の取材に答え、日本移民百周年記念協会の上原幸啓理事長は「こんなに権威あるたくさんの方々に集まってもらって感激した」と感想を語った。さらにパラナ日伯文化連合会の西森ルイス会長も「パラナの百周年の準備はかなり進んでいる。来月またブラジリアで大臣らと会合をもつつもりだ」と語った。
 会場にはレジストロ市からもクロビス・ビエイラ・メンデス市長はじめ、那須野秀男同市百周年実行委員会委員長、近岡マノエル市長特別補佐官が出席、また西部アマゾン日伯協会、汎アマゾニア日伯協会など全伯から主立った日系団体代表が集まった。
 昼食は日本大使公邸に招待され、全伯から集まった日系団体は午後三時から作業部会の会議を行い、来年の本番に向けて打ち合わせを行い、意思統一を図った。