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東西南北

2007年6月14日付け

 ルーラ大統領は、生母をからかわれると烈火のごとく怒る。実兄ヴァヴァはルーラ大統領のせいで再々、生母のピアーダを仲間から聞かされた。ルーラ大統領がPAN大会の聖火台に点火した報道写真を見ただろうか。トーチの火は、大統領の息に含まれたピンガの炎である。大統領は仕事の合間にピンガを飲むのではなく、ピンガを飲む合間に仕事をするのだ。
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 ルーラ大統領は十二日、グアルーリョス市で行われた記者会見で、純真な兄(ヴァヴァ)にロビイストは務まらない、連邦警察はナマズの群れを狙ったはずだが、ヴァヴァは弟が大統領というランバリ(小魚の一種)に過ぎないと兄をかばった。しかしもう一人の兄(フレイ・シッコ)については説明しなかった。また、電話盗聴の内容がマスコミに漏れた点について連警を批判した。
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 四十代とみられるアジア系の男性が十二日午後、サンパウロ市南部モエマ区の銀行を出たところを男に襲われ、抵抗したため顔を撃たれ重体。男はスーツにネクタイ姿、男性は四〇〇〇レアルを引き出していたとみられる。身分証明書も持ち去られたため、同日夜時点で男性の身元は不明。
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 嫉妬に狂って元彼女(29)を九日に殺害したと男(27)が十二日、サンパウロ州クルゼイロ市の警察に自首。
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 サンパウロ市東部セウソ・ガルシア大通りで十二日夜、三人組の男が路線バスの車内にガソリンをまいて火を放ち、バスは全焼した。乗客は十人いたが、運転手が後部ドアをすぐに開けたため、逃げて無事。警察は露天商、乗合バス関係者、州都第一コマンドのメンバーの仕業とみて捜査を開始。