2007年6月9日付け
【レジストロ】晴天に恵まれた五月二十七日午前十時半、レジストロ・ベースボール・クラブ(RBBC)総合運動場の入り口で、造形作家、豊田豊さんが同クラブに贈るモニュメントの贈呈式が行われた。この式典には、豊田さんと絹子夫人も列席、佐久川マリオRBBC会長がお礼の言葉を述べ、豊田さんがあいさつ、近岡マノエル市長代理、広田ニウトン市会議長、ほか大勢の来賓の祝辞があった。
このモニュメントは、RBBCの創立六十周年とブラジル日本移民百周年を祝って豊田さんが心を込めて「未来の希望」をテーマに創作した高さ三メートルの作品で、オリンピックの象徴の五輪が下から上へと形どってある。
豊田さんは、「この作品は、五つの輪が下からだんだん昇って行くように造られています。RBBCがこらからも、どんどん発展していく願いを込めてこのように作りました。五輪を入れたのは、このクラブから将来、オリンピックに参加するような立派な選手が輩出するよう、また、文化活動でもそれに匹敵するような進展を遂げてもらいたいと言う願いが込めてあります。このモニュメントを見た人々が勇気付けられ、自分も一生懸命にやろうという気を起こして下されば幸いです」と述べた。(金子国栄さん通信)