コラム　オーリャ！

２００７年６月７日付け

　二年ほど前からＪＩＣＡが「ブラジル地域警察活動プロジェクト」を開始している。同プロジェクトは日本とブラジルが協力してサンパウロ州内に日本の交番制度を導入し、日本のように治安を良くしようと考えている。
　交番モデルの開所式にはほとんどの場合、日系人や日本人が参加している。それだけ治安問題を積極的に考えているし、同プロジェクトに対しての期待度が伺える。
　仕事柄たくさんの人と接し色々な話を聞く機会が多いが、話の最中によく耳にするのは「ブラジルほど良い国はないし、日本人にとっても住みやすい国だ。ただし、治安さえ良ければ他に何も言うことはないのだが…」というフレーズだ。
　日本語の「ウンドウカイ」はすでに国内に根付いているが、「コウバン」はどのような感じで使われ、治安状況がどのように変わっていくかが楽しみだ。　　　（坂）