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USPで緊張続く=武力で学生の強制撤去も=サンパウロ市

2007年5月24日付け

 【エスタード・デ・サンパウロ紙二十三日】サンパウロ総合大学(USP)の運営改革を叫んでサンパウロ州政府および総長側と対決姿勢を示している学生側は、二十日間に及ぶ総務ビルの占拠を続けることを決議して、こう着状態となっている。
 同大学総長はあくまでも話し合いによる解決を図るとしながらも、限度にも上限があるとして二十一日、学生側に最終妥協案を提示した。いっぽうで裁判所が学生に対し不法占拠だとして撤退を言い渡したことを受けて、サンパウロ州軍警は武力による強制撤去も辞さないとの強硬姿勢を見せている。
 学生側が占拠を続けた場合、武力衝突の懸念が出てきている。軍警司令官によると、機動隊をはじめとする一〇〇〇人の隊員が準備完了しており、突入の態勢にあるという。