2007年5月19日付け
【エスタード・デ・サンパウロ紙十二日】サンパウロ市警察司法局はこの程、市内九三警察署のランキングを発表した。ランキングは被害届けなどの応対時間や署内の設備などを総合的に調査し一〇点満点で審査した。警察署での応対の苦情が急増していることから、改善を促す意味でランキングを公表したもの。
それによるとワースト5は第八七警察署(V・P・バレット)、第四七(C・レドンド)、第一一(サント・アマーロ)で、以上はいずれも被害届の受理の待ち時間以上となっている。四番目は第八九(P・モルンビー)、続いて第五二(P・S・ジョルジェ)だった。
ベスト5はトップが第三一(ビラ・カロン)、次いで第五(リベルダーデ)および第九九(C・グランデ)。三位に第一二(パリ)、第四〇(V・サンタ・マリア)。
富裕地区と言われるジャルジン区とイタイン区を管轄する第一五(ジャルジン)は第二六、第七四、第五九とともに四位にランクされたものの、改善の跡が見られる。同署では被害届が年間三五〇〇件で、国内最高のサント・アマーロの一万八〇〇〇件の足元にも及ばないまでも、応対の待ち時間は平均三〇分となっている。
待合室にはテレビを付け、水やコーヒーを無料提供している。さらに三階にはVIP室を設け、高齢者や妊婦、強姦などの暴力被害者などの専用としている。それでも総合点は九・二ポイントでトップのビラ・カロンの九・四ポイントに及ばなかった。