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「知事と一緒で問題ない」=州議会法律部会が判断=西森パ州議除籍問題

2007年5月11日付け

 【既報関連】「もう、大丈夫です」。PSDB(ブラジル社会民主党)の決議に従わなかったとの理由から同党倫理評議会に除籍の申し立てをされている西森ルイス弘志パラナ州議が、事務所を通して十日、編集部に連絡してきた。
 九日に同州議会の法律部会がこの問題を審議し、西森州議が州知事と一緒に訪日することに関して、法律的な問題がないことを票決したという。「これで安心にして日本へ行けます」と事務所を通してコメント。
 ただし、党内での判断はまだ下っていない。西森州議は「州の公益」を重要視し、党の方針よりも、自分に投票した州民の期待を裏切らないことの方が大事との考えを再三表明している。

30人の大型経済使節団に=東京などで要人らと懇談

 十七日から二十六日まで訪日するパラナ州政府の経済使節団は現在、メンバーや日程を調整中。同州としてはかなりの大型経済使節団となりそうだ。
 今のところレキオン州知事(夫妻)を団長に、コウリ・セルジオブラジル外務省パラナ駐在事務所代表に加え、西森州議以外に三州議、二市長ほか、岡本ヴィセンチ氏ら実業家ら約三十人が参加する予定。
 東京では、経団連の槍田松瑩副会長(日伯経済委員会委員長=三井物産)、伊藤忠、横浜ゴムなどの会社訪問に加え、麻生太郎外務大臣、日伯議員連盟の河村建夫衆議や藤村修衆議、国際協力銀行(JBIC)の森田嘉彦副総裁らとの懇談を予定している。兵庫県では県知事を訪問し、旧移民収容所などを視察するという。最終調整中で一部予定が変わる可能性がある。