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会館利用、フル回転=カンピーナス文協=〃部活〃歓迎、高齢会員

2007年5月8日付け

 【カンピーナス】カンピーナス日伯文化協会(花田忠義会長)は、いま、活動が活発で、建て増しした新館と体育館が常時、フル回転しているような状態である。日本の学校とおなじように〃部活〃とよばれる各種教室や催しを歓迎している高齢の一世会員も多く、「会館に行く楽しみが増えて嬉しい」といっている。「二世の花田会長は凄腕だ」と大方の評価が定まったようだ。
 協会本部会館は、戦前移民が中心となって、心血をそそいで建てた。多目的会館でそれなりの役割を果たしてきたが、今日の需要に対しては足りず、建て増しされ、今日では十室ある教室も不足するほど。
 花田会長は、自身が日本文化に関心と興味を示し、現在ブラジル国内で話題にのぼる種目のほとんどが、教室に取り入れられている。会館を使用するプログラムは週日、週末ともいっぱいで空きがないといっていい。
 四月第一週の週末には、青年会主催で日本のアニメマンガ主体のマンガ大会が行われた。千五百人の若者たちで会場はごったがえした。つづいて聖北カラオケ大会と毎月恒例のフェイラ・オリエンタル(日本祭り)。すごい人出だった。
 特筆されるのは、イベントを開催して、文協の運営資金を調達すること。まさに一石二鳥である。(樋口四郎さん通信)