2007年5月1日付け
ボリビアのサンタクルス市内の繁華街で四月十八日午前十一時ごろ、JICA派遣の畜産関係専門家・北野日士(60、あかし)さんが拳銃強盗に襲われ、負傷する事件が発生した。
市内のモンセーニュ通りの銀行からプロジェクトに関わる公金(千ドルていど)を引き出しあと、駐車していた車の戻るところを二人組に襲われた。
鞄をひったくられそうになったので抵抗したところ、いきなり三発発砲された。うち一発が右手中指に命中したが命に別状はなく、近くにいた警察官が病院に搬送した。犯人の一人はオートバイ乗車で、残りは徒歩だった。
在ボリビア日本国大使館によれば、「常々、拳銃被害には注意喚起をしていたところだった」という。銀行を利用する際は、不審な人物がいないか十分に注意し、単独での行動は避ける。大金の場合は、引き出した現金を小分けにし、万が一のために本物とは別の鞄も用意しておく。襲われたら抵抗しない、などと呼びかけている。