2007年4月27日付け
文協選挙がこのような状況になるのは二度目だが、会員直接投票制だった前回とはかなり様子が違う。
投票権のある百六人の評議員を取り込めばいいわけだから、自然と水面下の動きになるのはやむを得ないが、各派の指針、方向性が表に出てこない。
これこそ会員無視の状況といえよう。評議員会が各派の考えを明らかにする場所を与えてもよかった。選挙規定にある投票前の三十分では遅すぎるし、会員の耳には届かない。
副会長候補でありながら、委任状を渡したり、シャッパに名を連ねながら、「統一シャッパを」と声を大にしたり。支離滅裂な行動が、さらに混乱を深めている。
選挙に勝つことがゴールではない。誰がなろうとも、会員の声に耳を傾けた組織作りが急務であることを肝に銘じてもらいたい。 (剛)