東西南北

２００７年４月２６日付け

　パラナ州のレキオン知事は、州政府のＴＶ広報番組を見て、州議の出席が少ないのに驚いた。知事は一案を図り、番組出席の州議に寸志を毎回進呈と約束した。四回出席したら、州議の選挙地盤へ配る金品を無料提供。四回連続で出席したら、救急車を提供という。
　　　　　◎
　中央銀行は三月に八三億ドルのドル買いを実施。今年一―三月では二一九億ドルとなり、新記録を樹立した。これは二〇〇三年の外貨準備高二〇五億ドルを上回る。市場関係者は、四月に入ってからも二十日までに中銀が七一億ドル以上買ったとみている。
　　　　　◎
　サンパウロ市アルト・デ・ピニェイロス区で二十四日夕方、会社事務員の女性（４６）が自動車で母親の自宅前に到着したところをオートバイに乗った男女二人組に襲われ、首や胸などを三発撃たれて死亡した。同乗していた母親はショック状態に。近所の警備員は事件前、犯行を妨害するなと犯人に脅されていた。
　　　　　◎
　鶏肉四キロと玉ねぎ一キロを盗んだ疑いで、サンパウロ市ヴィラ・マダレーナ区にあるレストランの料理人（３０）が二十三日夜、現行犯逮捕された。ゴミ袋に入れて乗用車に積み込むところをオーナーの息子が取り押さえて警察に通報。八年前から勤務している容疑者は、袋の中身を知らなかったと無罪を主張。
　　　　　◎
　ストの翌日の二十四日、地下鉄公団は職員五人を職務怠慢で処分し、二人を解雇、三人を解任した。労組は処分撤回に向けて動き出した。
　　　　　◎
　政府は二十四日、教育開発計画を発表。学力の低い市を対象に今年一〇億レアルの予算をつけるほか、学力向上の政府目標を達成した学校には来年以降賞金をつける。