2007年4月26日付け
世界的に有名な胃腸内視鏡外科、新谷弘実教授による「病気にならない生き方」と題した講演会が二十一日、サンパウロ市内のホテルで開かれ、多くの来場者でにぎわった。
同教授は長年の臨床結果をもとに、野菜や穀物中心の食習慣をすすめる。この食事法を自身で実践している新谷教授の肌は、七十二歳とは思えないほどに若々しい。
この食事法では肉は月に一度、アルコール・たばこ、乳製品を控えるなどが基本だ。大体にして肉好き、酒好きのブラジル人にとっては、つらい提案かもしれない。
同教授はこのほかにストレスのない生活を送るよう勧めるが、「好きなものを我慢するストレスの方が大きい」とのある聴講者の声も聞こえた。
好きなものを我慢してまで健康に長生きするか、好きな物を好きなだけとって短く太く生きるか。これは人それぞれの判断かもしれない。(泰)